Name: J-Mac OS 7.6.1 Update for PowerBook 3400 (Kanji) Version: n/a Released: July 7, 1997 Requires: Kanji Mac OS 7.6, PowerBook 2400-series or 3400-series computer Description: Kanji Mac OS 7.6.1 Update for PowerBook 3400 is a set of software enhancements that delivers improvements in stability for Macintosh and Mac OS-compatible computers running Mac OS 7.6. After installing the update, the Mac OS version on the computer will be Mac OS 7.6.1. This software is available as five Disk Copy compressed images, which require Disk Copy 6.1 or later to use. Download this software to your hard drive and then double-click it to use it. Disk Copy is available in the Utilities folder. From the Read Me included with this software: PowerBook 2400/3400 用 Mac OS 7.6.1 アップデート 概要とインストールについて この書類には、PowerBook 2400/3400 のシステムソフトウェアのバージョンを Mac OS 7.6.1 にアップデートするための注意および情報が記載されています。ただし、このアップデートは、PowerBook 2400/3400 用に作成されているため、他のコンピュータに使用することはできません。 ※ Mac OS 7.6.1 にアップデートする際の注意 Mac OS 7.6.1 アップデートは、コンピュータに周辺装置を接続したままインストールすると、誤ったシステムがインストールされる場合があります。Mac OS 7.6.1 アップデートを正常にインストールするためには、以下の環境でインストールしてください。 ・ お使いの Mac OS 7.6 システムソフトウェアをアップデートする 1. 起動しているコンピュータをシステム終了する。 2. 外部フロッピー・ディスクドライブを除く、PC カード、モニタ等、接続しているすべての周辺装置の接続を外す。 3. コンピュータを起動し、Mac OS 7.6.1 アップデートをインストールする。 上記方法でアップデートしても、プリントモニタ書類フォルダが 2 つ以上存在する、メニュー表示がおかしい、ハードディスクアイコンが開かない、プリントすると AppleTalk 接続が切れやすい、プリントアウトが正常に出力しない場合は、稼働しているシステムフォルダの中の“初期設定”フォルダから“Finder 設定”、“ASLM Preferences”および“AppleTalk 初期設定”をゴミ箱へドラッグしてから再起動してみてください。 ※ Mac OS 7.6.1 アップデートに含まれるものは? “Mac OS 7.6.1 アップデート”をインストールすると、信頼性と処理能力が向上します: ・ タイプ 11 エラーの修正 これまでは、タイプ 11 エラーが起こると、作業中のファイルを保存できないうえ、コンピュータを再起動しなくてはなりませんでした。修正によって、これらのエラーのほとんどは、タイプ 1 またはタイプ 2 に分類され、動作中のアプリケーションを終了させるだけでよくなりました。 重要:動作中のアプリケーションを終了させなくてはならないエラーが生じた場合には、そのまま作業を続行せずに、開いているすべてのアプリケーションの作業を保存してコンピュータを再起動させることをおすすめします。 ・ タイプ 112 エラーの修正 マルチメディアアプリケーションを使用する際に生じたタイプ 112 エラーがなくなりました。 ・ シリアル装置の互換性の向上 シリアルポートに装置を接続し、電源を“入”にしてコンピュータを起動しても認識されない装置がありましたが、正常に認識できるようになりました。 ・ 赤外線による通信の問題の修正 コンピュータの起動時やファイル転送時に、赤外線ウインドウがふさがれているとフリーズする問題がなくなりました。 ・ QuickTime の信頼性の向上 QuickTime ファイルを使うアプリケーションプログラムで、サイズの大きい QuickTime ファイルを作業したり、メモリが少ない状態で QuickTime ファイルを使用する時の信頼性が向上しています。 ・ ハードディスク用 PC カードをデスクトップ上に表示するのに、ユーティリティプログラムが不必要に ハードディスク用の PC カードがデスクトップ上に表示されるようになりました。ユーティリティプログラムは必要ありません。 ・ バッテリ残量不足でシステム終了する前に表示されるメッセージの変更 バッテリの残量不足によってシステム終了する前に表示される警告メッセージが、3つから2つになりました。最初のメッセージは、終了の約2分から4分前に表示されます。2つ目のメッセージは、終了の約10秒前に表示されます。 ・ コンピュータ起動中に CD-ROM モジュールの取り付けが可能に コンピュータ起動中に拡張ベイに CD-ROM モジュールを取り付けても、CD-ROM ドライブのアイコンがデスクトップに表示されるようになりました。 ・ AppleVision ソフトウェアが新バージョンに 新バージョンの AppleVision ソフトウェアでは、信頼性がさらに向上しました。 ・ Apple ビデオプレーヤが新バージョンに AppleScript を使用して自動処理ができるようになりました。 ・ IDE ハードディスク間でのサイズの大きいファイルのコピー 2つのIDE ハードディスク間で1 MB 以上のファイルをコピーする際、システムがクラッシュしなくなりました。 ・ ビデオキャプチャカードと ATI アクセラレータを使用時の処理性能の向上 PCI ビデオキャプチャカードと ATI グラフィックアクセラレータを使用した時のビデオ入力がより速くなりました。 Mac OS 7.6.1 アップデートでは、バグが修正されたのに加えて、それまで機能拡張ファイルとして提供していた機能のいくつかがシステムの一部となりました。 さらに詳しい技術的情報は、“Mac OS 7.6.1 Update Technote”をご覧ください。 Apple Developer World サイト“http://www2.apple.co.jp/developer/ref_doc/technote/index.html”に載っています。 ※ Mac OS 7.6.1 で確認されている問題 ・ Mac OS 7.6.1 に Mac OS 7.6 を簡易インストールできない Mac OS 7.6.1 に Mac OS 7.6 を簡易インストールを使って再インストールすることはできません。(インストーラは、最新のシステムソフトウェアに対してアップデートできません。)Mac OS 7.6 を再インストールするには、 新規インストールをおこなってください。特定のファイルをインストールするには、カスタムインストールを使用してください。 ・ Open Transport J1-1.1.2 と PowerBook 2400/3400 Open Transport J1-1.1.2 を PowerBook 2400/3400 にインストールする際は、正しい順序でインストールしないと使用できません。Open Transport J1-1.1.2 は、特殊なネットワーク設定を必要とする利用者のためにリリースされたバージョンです。したがって、Open Transport を通常の使い方で使用する場合には、Open Transport J1-1.1.2 は必要ありません。Open Transport J1-1.1.2 が必要なネットワーク接続をおこなう場合は、次の手順でインストールしてください。 1. Open Transport J1-1.1.2 をインストールします。 2. PowerBook 2400/3400 用 Mac OS 7.6.1 アップデートをインストールします。 この順序に従わないと、ネットワークの経由先を“赤外線”から“LocalTalk”、または“LocalTalk”から“赤外線”に切り替えたときにコンピュータが動作しなくなります。 ・ “赤外線”コントロールパネルのエラー 赤外線を使用できないコンピュータで“赤外線”コントロールパネルを選択すると、エラー 192 が表示されます。このエラーは、お使いのコンピュータでは、赤外線による通信ができないことを示します。 ・ AppleVision 1710/AV 使用時の解像度 Mac OS 7.6.1 にアップデートすると、“モニタ & サウンド”コントロールパネルで“モニタ”ボタンを選択したときに表示されるウインドウの“解像度”枠内にある、“表示:”ポップアップメニューから“推奨”を選択した場合、“1024 x 768, 70Hz”解像度が表示されません。これは、AppleVision 1710/AV がこの解像度をサポートしていないためです。この解像度がどうしても必要な場合は、“表示:”ポップアップメニューから“すべて”を選択し、この解像度を選んでください。 注意:モニタケーブルに付属の ADB コネクタをコンピュータに接続しないで AppleVision 1710/AV モニタを使用した場合、“表示:”ポップアップメニューから“推奨”を選択すると、“1024 x 768, 70Hz”解像度が表示されます。しかし、ADB コネクタを接続しないと、AV 機能は動作しなくなります。AppleVision 1710/AV モニタを使用する場合は、“モニタ & サウンド”コントロールパネルの左上のアイコンが、必ず“AppleVision 1710/AV”になっていることを確認してからご使用ください。 ・ Mac OS 7.6.1 と NewsWatcher J-17 Mac OS 7.6.1 アップデートをインストールすると、Apple Internetスタータキットに付属のNewsWatcher-J17 は使用できなくなります。NewsWatcher-J18 以降をお使いください。なお、最新のNewsWatcher-J は、中田了氏のホームページからダウンロードすることができます。: http://www2.meshnet.or.jp/~s-nakata/ ・ ドライブ設定によるハードディスクの保護 ドライブ設定のファンクションメニュー内にある“ボリュームのカスタマイズ...”で“書き込み禁止”にチェックマークをつけて“OK”ボタンをクリックすると、指定したハードディスクにロックがかかり保護されます。しかし、このようにして一度ハードディスクにロックをかけると、ロックの解除ができなくなることがあります。ロックを解除して書き込みを可能にするには、ハードディスクを初期化しなくてはなりません。“書き込み禁止”でハードディスクをカスタマイズしないことをおすすめします。万が一、ロックが解除できなくなった場合には、“書き込み禁止”の状態でもファイルの読み込みは可能なため、必要なファイルを他のボリュームにコピーしてから初期化を行なってください。 ・ デスクトッププリンタについて Mac OS 7.6.1 にアップデートしたあとでは、Mac OS 7.6 の時に作成したデスクトッププリンタは使用しないでください。デスクトップに古いシステムで作成したデスクトッププリンタがある場合は、そのデスクトッププリンタを“ゴミ箱”へ移動して削除し、新しいデスクトッププリンタを作成し直してからプリントしてください。 ※ このアップデートで修正されていない Mac OS 7.6 の問題 ・ Mac OS 7.6.1 がインストールされると Connectix 社の Speed Doubler が見えなくなる Connectix Speed Doubler バージョン 1.3.1 以前と 2.0 は、Mac OS 7.6 と互換性がありません。バージョン 1.3.1 以前をお使いの場合にはバージョン 1.3.2 を、バージョン 2.0 をお使いの場合にはバージョン 2.0.1 にアップデートしてから Mac OS 7.6 でお使いください。バージョン 1.3.2、およびバージョン 2.0.1 以外の Speed Doubler は Mac OS 7.6 上で絶対に使用しないでください。 なお、日本語版に関する情報は、以下のメディアビジョンのホームページをご覧ください: http://www.iijnet.or.jp/mvi-cs ・ LaserWriter 8.3.4 ドライバの問題 LaserWriter 8.3.4 ドライバを使ってプリントする際に、プリントダイアログで出力対象をファイルに設定し、作成された PostScript ファイルをデスクトッププリンタにドラッグするとエラーメッセージがでます。 この問題を回避するには、 LaserWriter をバージョン 8.4.2 にアップデートしてください。 LaserWriter バージョン 8.4.2 はインターネットで配布されています。 以下のホームページをご覧ください: http://www2.apple.co.jp/FTP/INDEX.HTML ・ カスタムインストールする時の注意 すでにシステムを Mac OS 7.6.1 にアップデートした状態で、Mac OS 7.6 CD から一部をカスタムインストールする場合には、次のような警告メッセージが出ます。 「“ハードディスク名”上の“ファイル名”はインストールするものより新しいファイルです。“新しい”を選択してこのファイルを置き換えない、“古い”を選択してインストールディスクの中のものに置き換える、または“キャンセル”を選択してインストールを中止してください。」 このメッセージがあらわれたら、“新しい”を選択してください。 ・ Apple 社以外のプリンタで QuickDraw GX を使用するには QuickDraw GX をApple 社製以外のプリンタで使う場合には、QuickDraw GX プリンタドライバを入手するか、QuickDraw GX を取り除く必要があります。QuickDraw GX がインストールされていても、そのプリンタ用の GX ドライバなしにプリントすることはできません。詳しくは、プリンタの製造元にお尋ねください。 ・ QuickDraw 3D 1.5.1 と Apple 3DMF ビューア 1.0.1 の問題 QuickDraw 3D 1.5.1 がインストールされている場合、OpenDoc 文書に 3D イメージをはりつけようとするとメモリ不十分というメッセージが表示され、3Dイメージを見ることができません。ファイルメニューの“情報を見る”でビューアのメモリサイズを増やしても、問題は解決しません。 ・ 2つのシステムフォルダが作成されてしまう ハードディスク上に2つのアクティブなシステムフォルダができる場合には、デスクトッププリンタを作成してください。デスクトッププリンタを作成するには、Apple メニューでセレクタを選択して、プリンタを選んだ後“作成”ボタンをクリックしてください。 ・ Apple テレコム使用時の送信用ショートカットについて Apple テレコムをインストールし、デスクトッププリント機能を使用中は、control キーと shift キーを同時に押しながらファイルメニューから“プリント”を選択してファクス送信するショートカット機能を使用できません。セレクタでファクス送信を選択し、“ファイル”メニューから“プリント”を選択してファクスを送信してください。このショートカット機能を使用したい場合は、“機能拡張マネージャ”コントロールパネルからデスクトッププリントに関する機能拡張をすべて使用停止にしてからご使用ください。 ※ インストールの前に “Mac OS 7.6.1 アップデート”をインストールする前に、Disk First Aid(ディスク・ファースト・エイド)ユーティリティを使用して、お使いのハードディスクに問題がないか確認してください。Disk First Aid は、“PB 2400/3400”ディスクに入っています。 以下の手順に従ってください: 1. “PB 2400/3400”ディスクをコンピュータのフロッピーディスクドライブに挿入してください。 2. Disk First Aid のアイコンをダブルクリックして起動します。 3. Disk First Aid のウインドウ内で“Mac OS 7.6.1 アップデート”をインストールするハードディスクのアイコンをクリックして選びます。 4. “検証”ボタンをクリックします。 5. 検証の結果ハードディスクに問題が無ければ、ファイルメニューから終了を選びます。問題がある場合には、コンピュータに付属のマニュアル等を参照してください。 注意: Disk First Aid を使用する際に問題があるときは、コンピュータに付属のマニュアル等を参照してください。 ※ Mac OS 7.6.1 アップデートをインストールする “Mac OS 7.6.1 アップデート”をインストールする前に、お使いのコンピュータに Mac OS 7.6 システムソフトウェアがインストールされていなければなりません。また、ハードディスクに最低 10 MB 以上の空きを必要とします。お使いのコンピュータで動作しているシステムソフトウェアのバージョンを知るには、以下の操作をおこなってください。 1. Finder が動作中であることを確認してください。(Finder を動作中にするには、画面の右上角のアイコンのアプリケーションメニューを開いて、Finder を選択してください。) 2. 画面の左上角のApple( )メニューを開いてください。 ・Apple メニューの一番上の項目の“このコンピュータについて...”を選択してください。表示されたウインドウの右上の文字に注目してください。システムソフトウェア J1-7.6、PoweerBook 2400 J1-1.0(または、PowerBook 3400 J1-1.0)、 Apple Computer ,Inc と表示されている場合には、インストールを続けることができます。 以下は“Mac OS 7.6.1 アップデート”を確実にインストールするための非常に重要な情報です。この手順にしたがってください: 1. “機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開きます。 2. “セット”ポップアップメニューから “省略時セット”を選びます。 3. 他社製の周辺装置が特定の機能拡張を必要としている場合には、それらの機能拡張等を“機能拡張マネージャ”コントロールパネルのリストでチェックしてください。(例えば、ビデオドライバ、入力装置、ネットワークカード用ドライバ、MO 用ドライバ等) 4. コンピュータを再起動します。 5. “インストール 1”ディスクをコンピュータのフロッピーディスクドライブに挿入します。 6. インストーラのアイコンをダブルクリックして起動します。 7. “アップル使用許諾契約”をお読みになり、使用条件を了承いただける場合には、“同意します”ボタンをクリックしてインストールを続けます。 8. インストール先ディスクに表示されるアイコンの名前が、インストールしたいハードディスクであることを確認してください。もし異なっている場合には、“ドライブ”ボタンをクリックしてインストール先ディスクを選択してください。 9. “インストール”ボタンをクリックします。 10. 画面上に表示される指示にしたがってディスクを次々に挿入してください。 11. インストールが完了したら、“再起動”ボタンをクリックしてください。 12. 起動したら“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを開いて、停止しておいた必要となる機能拡張をチェックしてください。 13. これらを使用するには、もう一度、再起動する必要があります。(これによって問題が起きたときには、“機能拡張マネージャ”コントロールパネルを再度開いて、“セット”ポップアップメニューから“PowerBook 2400 7.6”または“PowerBook 3400 7.6”を選び、コンピュータを再起動してください。) 14. デスクトップの再構築を行なう場合には、 Mac OS 7.6.1 アップデートをインストールした後、command ()キーと option キーを押したままコンピュータを再起動させてください。 “Mac OS 7.6.1 アップデート”のインストールが成功しなかった場合には: “Mac OS 7.6.1 アップデート”のインストールで問題が生じた場合には、下記の順序に従ってインストールし直してください。 1. Mac OS 7.6 を新規インストールし、再起動する。 2. 1. で作成されたシステムソフトウェアに Mac OS 7.6.1 アップデートをインストールし、再起動する。 3. 2. で作成されたシステムソフトウェアに他社製の周辺装置用ソフトウェアをインストールする。 ※ Mac OS 7.6.1 アップデート後に QuickDraw 3D をお使いの方は、新しいバージョンの 1.5.1 をインストールすることをおすすめします。これらは、インターネットで配布されています。 以下のホームページをご覧ください: http://www2.apple.co.jp/FTP/INDEX.HTML ゥ 1997 Apple Computer, Inc. All rights reserved. Apple, the Apple logo, LaserWriter, LocalTalk, Mac, Macintosh, OpenDoc, Performa, PowerBook, Power Macintosh and QuickTime are trademarks of Apple Computer, Inc., registered in the U.S. and other countries. Disk First Aid, Extensions Manager, Finder, and QuickDraw are trademarks of Apple Computer, Inc. PowerPC is a registered trademark of International Business Machines Corporation, used under license therefrom. 1997 年 3 月 24 日作成